二百文字小説【小さな玉手箱】
小さな玉手箱2(選集版)
《49.臨時休憩所》
通勤が大変だったので仕事場の近くに引っ越した。
大荷物なので大変だ。猫の手も借りたい。
そんなことを考えていると同僚が来てくれた。
いざという時の友は有り難い。予定よりも早く片付いて感謝した。
「引越祝いだ。飲もうぜ」
そう言う同僚の手には大量の缶ビールだ。
それが目的かよと思いつつも好意に甘える。
時間も過ぎて、同僚が帰り支度をしながら言った。
「じゃあ、明日も来るからな」
お前のために引っ越したんじゃないって。
通勤が大変だったので仕事場の近くに引っ越した。
大荷物なので大変だ。猫の手も借りたい。
そんなことを考えていると同僚が来てくれた。
いざという時の友は有り難い。予定よりも早く片付いて感謝した。
「引越祝いだ。飲もうぜ」
そう言う同僚の手には大量の缶ビールだ。
それが目的かよと思いつつも好意に甘える。
時間も過ぎて、同僚が帰り支度をしながら言った。
「じゃあ、明日も来るからな」
お前のために引っ越したんじゃないって。