二百文字小説【小さな玉手箱】
《50.日曜大工》
寝転んで過ごすのももったいないと思って、日曜大工をすることにした。
ガーデンテーブルを作ろうと意気込む。
ところが出来あがってみると、不安定なのか揺れてしまう。
「足の長さが違うのかな。微調整するか」
切っていくうちに徐々に足が短くなっていく。
そろそろ完成という時に妻が姿を見せた。
「素敵な座卓じゃない。あなたの大工の腕も捨てたものじゃないわね」
胸を張って「そうだろう」と言いながら、苦笑いするしかなかった。
寝転んで過ごすのももったいないと思って、日曜大工をすることにした。
ガーデンテーブルを作ろうと意気込む。
ところが出来あがってみると、不安定なのか揺れてしまう。
「足の長さが違うのかな。微調整するか」
切っていくうちに徐々に足が短くなっていく。
そろそろ完成という時に妻が姿を見せた。
「素敵な座卓じゃない。あなたの大工の腕も捨てたものじゃないわね」
胸を張って「そうだろう」と言いながら、苦笑いするしかなかった。