切ない恋心
帰ると熱いお湯を湯船を張る。
そこにバスソルトを少し。
お気に入りのブランドのシャンプーとコンディショナー。
香りが気に入っているボディーソープ。
あたしがあたしであるためのお守りだ。

髪を乾かしながらふと修が頭をよぎる。
ギュッと目をつむり彼を意識から閉め出す。
明日は休みで香織とショッピングの日だ。

早いとこ寝てしまおう。
あたしはベッドに入り目を閉じる。
やがてやってきた睡魔に身を委ねた。
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