フェアリーの秘密
そこで私は、部屋の窓が開いたままの状態であることに気がつきます。
昨日、閉め忘れたのですね。

たった今、先ほどとは違う、やや冷たい風がが吹き、カーテンを揺らします。
私はそちらの方に寄り、静かに窓を閉めました。

部屋の中を向くと、再び気がつくことがありました。
明かりはついたまま、そして私は、床について一晩を明かした、ということです。

よほど、昨晩は私にとって未知の体験であり、不思議な出来事のあった夜だったのでしょうね。
僅かに疲れも残っているようですし。

私は、一人頷き、朝食を取りに下へ下りて行きました。
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