初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
「柚希って・・・全然ストイックじゃないのね・・・」

「世に言う新婚さんはこんな風じゃないの?」

私のカラダは鉛が入ったかのように重い。
初日からこれでは先が思いやられてしまう・・・

「眞彩、凄く朝から疲れてるね・・・」

逆に柚希の顔は満たされ、晴れやかだった。

「もう少し、お手やらかにお願い。柚希。私だって仕事してるの・・・」

「まぁ―善処するけど・・・でも、俺を煽ってるのは眞彩の方だからね・・・」

「私は別に・・・」

今まで、放置プレイだったクセに。


「柚希は極端過ぎるのよ」

「間を取れば良かったんだね・・・」

「そうよ。でも、今の柚希嫌いじゃないわよ・・・」

「じゃこのままでいいんだな・・・」

「それはちょっと・・・」

「早く食べないと遅れるぞ」

「!?」
私は時間を見て、ハッと顔色を変えた。







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