初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
「ほら、これやるよ」

渚医局長は俺にクリームパンをくれた。

「ありがとうございます」

「賞味期限はちなみに3日前だ。相馬先生」

「俺に毒味させるつもりでくれたんですか?」

「まぁーそうだ」

渚医局長は自分のデスクの椅子に腰を下ろし、ノートパソコンを開く。

俺はカップ麺とクリームパンを持って、デスクの椅子に腰を下ろす。

「昨日、チラッと見たんですけど…相馬先生…綺麗な女性と新宿駅に居たでしょ?」

「あ・・・いや」

隣のデスクに座る先輩ドクター・大泉先生が小さな声で問いかけて来た。

「新しいオンナですか?」

「友達ですよ。お友達」

俺の言葉は間違っていない。俺と眞彩はセックスフレンド。


「お友達にしては随分と親密な感じでしたよ…腰なんて抱いて・・・」

「ご想像に任せます。大泉先生」

俺はカップ麺の蓋を開けて、出来上がりを確かめた。





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