初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
「柚希、食中毒になったら、お前のせいだからな・・・」

拓真さんは恨めしそうに柚希を見つめた。

「大丈夫ですよ。ちゃんと面倒見ますから・・・」

「そうだ・・・それよりも今度の日曜日、柚希のヤツ休みだと言っていた・・・眞彩ちゃんさえ、良ければウチに遊びに来てよ」

「いいんですか?拓真さん」

「喜んで行きます!ねっ、柚希」

「ん、あ・・・まぁ・・・」

先にコーヒーを飲み干した拓真さんが腰を上げた。

「じゃ俺、帰るから・・・俺の土産は賞味期限切れてないからな・・・」

「ありがとうございます」

「じゃ、また・・・眞彩ちゃん」

三人で拓真さんを玄関まで見送った。

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