初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
湾岸線を通り、東京湾に面して造られた人工島『東京ベイランド』
一番最初に開発された南側にあるのが『ドラゴンホテル・東京ベイ』
日本のホテル王『小早川グループ』の老舗ホテル。
ミシュランガイドでも三ツ星ホテルとして名が載り、外国人観光客にも大人気だった。
「このホテルはわしが建てたんだ…柚希君」
お爺様はちょび髭を弄り、自慢げに言い放つ。
「この後の改装や別棟の拡張工事も「桐生建設」が請け負っている。
まぁ、無理を言っても、このわしの顔で実現してくれるだろう・・・」
須和田さんはベントレーを地下の駐車場に停めた。
私達を待っていたのはホテル王・小早川聖斗(コバヤカワキヨト)の長男・小早川晃祐(コバヤカワコウスケ)さんだった。
「桐生会長、お久しぶりで御座います」
「晃祐君か…久しぶりだな…大きくなったな・・・」
彼は物腰の柔らかな口調で私達を出迎えた。
黒髪をオールバックにセットし、黒服姿の晃祐さん。
年子の弟・夕都(ユウト)さんと顔は似ているけど。紛れもなく晃祐さんで・・・
十年振りに会う彼も長身で、鼻筋の通ったイケメンになっていた。
「眞彩お前は晃祐君に会っていたのか?」
「いえ・・・十年振りです」
「眞彩さん、この度は相馬柚希様とのご婚約おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「初めまして・・・『ドラゴンホテル・東京ベイ』の支配人をしております。
小早川晃祐です。相馬柚希様」
「初めまして・・・眞彩とは知り合いなの?」
「まぁー桐生家と小早川家、家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いていましたから・・・」
晃祐さんを敵対視したかのような柚希の視線が気になった。
一番最初に開発された南側にあるのが『ドラゴンホテル・東京ベイ』
日本のホテル王『小早川グループ』の老舗ホテル。
ミシュランガイドでも三ツ星ホテルとして名が載り、外国人観光客にも大人気だった。
「このホテルはわしが建てたんだ…柚希君」
お爺様はちょび髭を弄り、自慢げに言い放つ。
「この後の改装や別棟の拡張工事も「桐生建設」が請け負っている。
まぁ、無理を言っても、このわしの顔で実現してくれるだろう・・・」
須和田さんはベントレーを地下の駐車場に停めた。
私達を待っていたのはホテル王・小早川聖斗(コバヤカワキヨト)の長男・小早川晃祐(コバヤカワコウスケ)さんだった。
「桐生会長、お久しぶりで御座います」
「晃祐君か…久しぶりだな…大きくなったな・・・」
彼は物腰の柔らかな口調で私達を出迎えた。
黒髪をオールバックにセットし、黒服姿の晃祐さん。
年子の弟・夕都(ユウト)さんと顔は似ているけど。紛れもなく晃祐さんで・・・
十年振りに会う彼も長身で、鼻筋の通ったイケメンになっていた。
「眞彩お前は晃祐君に会っていたのか?」
「いえ・・・十年振りです」
「眞彩さん、この度は相馬柚希様とのご婚約おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「初めまして・・・『ドラゴンホテル・東京ベイ』の支配人をしております。
小早川晃祐です。相馬柚希様」
「初めまして・・・眞彩とは知り合いなの?」
「まぁー桐生家と小早川家、家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いていましたから・・・」
晃祐さんを敵対視したかのような柚希の視線が気になった。