初恋ウエディング～交際０ヵ月の求愛～

私と晃祐さんの仲を柚希は誤解してる。
なのに、私はあえて晃祐さんを頼ってしまった。

「・・・柚希が私と貴方の仲を誤解してるみたいです」

「えっ？俺と眞彩さんの・・・？」

「はい…誰かが・・・柚希に吹き込んだと言うか・・・」

「その誰かと言うのはきっと夕都だな・・・全く、夕都は何考えてるんだ？」

晃祐さんは足を組み、チッと舌打ちをした。

「相変わらず、夕都さんと仲悪いんですね・・・」

「・・・俺を敵対視してるのは夕都の方だよ・・・あー困ったもんだ・・・」

晃祐さんはイラつき、煙草を口にした。

「・・・柚希様に俺との仲、誤解されてるのに、どうして眞彩さんは俺の所に来たの？」

晃祐さんはジッポを擦り、煙草に火を点けると早速口から煙を吐いた。

「晃祐さん…キャラ変わってません？」

「これが俺の素顔・・・」

「そうなんですか・・・」