初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
晃祐さんは部屋を出て行く。
私は一人では広すぎるスイートルームで一夜を過ごした。
晃祐さんの言葉通り、私は柚希のキモチを確かめたかったのかもしれない。
だから、あえて・・・晃祐さんの元に来た。
スマホをタップしたが、柚希からの連絡はナシ。

セフレの関係なら、三ヵ月放置されても仕方がない・・・そう思うけど、今は夫婦。
・・・ひと晩連絡がないだけで気を揉んだ。

シャワーを浴びようとバスルームに行くとバスローブ姿の晃祐さんが倒れ、意識を失っていた。

私は慌てて内線電話で従業員を呼んだ。

「眞彩??」

部屋に来たのは夕都さんだった。

「何で!?眞彩が・・・まさか・・・本当に晃祐は浮気してたのか??」

「いいから・・・早く!!救急車を呼んで下さい!!夕都さん」


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