初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~

眞彩side-

私が救命救急室の外の待合の腰掛けに座っていると白衣姿の柚希が来た。

「眞彩」

「柚希・・・」

「大泉先生から訊いたぞ。
昨日の番は晃祐さんと一緒だったのか?」

「・・・ゴメンなさい・・・柚希・・・」

「・・・俺が晃祐さんの容体、訊いて来てやるから待ってろ」

柚希が救命救急室に飛び込んで行った。

******
晃祐さんが倒れたのは仕事から来る過労と睡眠不足が原因だった。
適切な処置を受け、個室の病室に移された。

私は晃祐さんに付き添った。
明かりが眩しかったのだろう…眉を顰めながら切れ長の瞳を開いた。

「ここは・・・」

晃祐さんは慌てて飛び起きた。

「気が付きました?晃祐さん」

「眞、眞彩さん!!?」

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