初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~

眞彩side-

柚希は私を誰も居ないカンファレンスルームに招き入れた。
彼は私を抱き締めて、強引にキスを落とした。
性急に落とされるキスにカラダの奥が疼き始めた。

「柚・・・」

唇が離れたのは一瞬で、彼の名前を言い切る前に、また唇を奪われた。

長く激しいキスの後、柚希は漏らした。

「晃祐さんに嫉妬した」と・・・

「柚希…私だって奈那子さんに嫉妬した・・・」

「えっ?」

「私が柚希に着替えを持って行った日。
大泉先生に案内されて、中庭の前を通った時、偶然、見たの・・・柚希と奈那子さんが一緒に居るのを・・・」

「それで・・・大泉先生が着替えを持っていたのか・・・」

「私・・・奈那子さんと柚希の間には複雑な思いがあって・・・」

「眞彩・・・」

柚希は甘い声で名を呼び、今度は優しいキスを落とした。

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