初恋ウエディング～交際０ヵ月の求愛～

ルームサービスでオーダーしたオードブルを摘まみながら談笑し、写真撮影は棒に眼鏡､髭などをモチーフにした『フォトプロップス』でお茶目な写真を撮り合った。

楽しいひと時はあっという間に過ぎ、二時間のパーティは終了した。
皆は各々が宿泊している部屋へと帰って行く。

後片付けは晃祐さんと柾貴さんがしてくれた。

「浅香先生、すいません・・・」

「いいんだよ・・・」
二人に任せては居られなくて、私達も片付けを手伝った。

「パーティの主役のお二人に後片付けさせて、申し訳ありません・・・」

「いいんだよ・・・披露宴の準備だけでも忙しいのに・・・色々と俺達に気を遣ってくれて感謝します。晃祐さん」

「いいんですよ、柚希様」

「とりあえず、目に見えるゴミが片付けましたよ。晃祐さん」

「すいません。眞彩さん」

「じゃ、俺達は帰るから…後は二人で楽しんでくれ。柚希に、眞彩さん」

柾貴さんと晃祐さんはゴミをを持って、部屋を後にした。