初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
俺達の挙式場所は大理石のヴァージンロードに、目にも鮮やかな気品あふれるステンドグラス、ヨーロピアンエレガンスが漂うチャペル。

ステンドグラスから降り注ぐ虹色の眩い光。
祭壇脇にはチェロやヴァイオリンを持った奏者たちが並ぶ。

俺と眞彩が選んだ挙式スタイルは『ソーナレ・ウエディング』
イタリア語で楽器を用いた結婚式。

先に父さんたちが入場し、俺はドアの前で控えた。
両家の列席者が参列が終わった所で、ゆっくりとドアが開き、俺の入場となる。

軽快な音楽が奏でられる中、俺の姿を見た列席者たちの拍手が起こった。

俺は照れ臭いキモチを抱きながら祭壇場所まで歩いた。

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