初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
彼がベールを外し、ドレスの背中のファスナーを下ろしていく。
露わになったのは胸や腰の形を整える、ウェディングビスチェだった。

「何だか固いと思ってたら、こんなもん着たのか・・・」

「スタイルを整える為よ」

「こんな着けなくても、眞彩、スタイルいいのに・・・」

「ありがとう・・・」

「後ろ向いて、俺がホック外していくから・・・」

「うん」

私は柚希に背中を向ける。
一つ一つ外されていくビスチェのホックがカラダの甘い疼きを煽っていった。

「眞彩・・・」

ホックを全部外し終えると彼は愛しげに名を呼んだ、

そして、背中越しに強く抱きついて来た・・・
彼の腕の中は熱かった。私の中で互いの体温が溶け合っていった・・・

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