初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
カラダの欲が満たされると今度は空腹感が襲った。
私はソファに横になった。
ジリに白いシャツ姿の柚希がトイレから戻って来た。

「お疲れモードだね・・・眞彩」

「柚希は疲れてないの?」

「少し疲れたかな?それよりも腹が空いた・・・」

「私も・・・」

「俺は少し箸をつけたけど・・・眞彩はほとんど食べてなかったね・・・」

「だって・・あのビスチェが苦しかったから・・・」

「とりあえず、軽く食べれるサンドイッチでいいか?」

「うん、ありがとう。柚希」

柚希が内線電話で、ルームサービスをオーダーした。

「それよりも、ずっとその恰好で居るの?」

「えっ、あ・・・」

私は柚希の着ていたフロックコートを羽織っているけど、中はあられもない姿。
柚希以外の男性には見せられない。
「シャワー浴びて来いよ」

「うん」

私は彼のフロックコートに袖を通し、バスルームに急いだ。
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