初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
「男慣れしてなさそうに見せるのは眞彩の手か?」







「そうよ…柚希」
心の中を切なさでいっぱいにしながら懸命に柚希の望む女を演じた。



「俺の理想の女だ・・・」

柚希は耳許で囁き、首筋に唇を這わせた。全身が甘く痺れて完全に彼一色に脳内が染まった。


微睡むような感覚の中で柚希の愛撫に陶酔する。

そのまま、一つに繋がり合う。

―――――私の至福の時がまた訪れる。

今だけ、彼は私のモノ。











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