初恋ウエディング～交際０ヵ月の求愛～

「相馬早祐様と貴方がホテルに来てるコトを訊き、挨拶に伺ったら、眞彩さんがお手洗いから戻って来ないと早祐様が心配そうに言うので…私が見に来たんです・・・顔色が優れないですね…大丈夫ですか？眞彩さん」

私の再び吐き気を催して、便器に顔を向けた。

今までに感じたコトの無い気分の悪さ。

晃祐さんは優しく私の背中を摩り、トイレのレバーを引いて、私の吐いた物を流してくれた。

「気分が悪いの…治りましたか？」

晃祐さんは私を洗面台まで連れて行ってくれた。
鏡を見ると顔面蒼白した自分の顔が映った。

「眞彩さん！？」

お義母さんが涙ぐみながら私の元に駆け寄って来た。

「大丈夫？？眞彩さん」

「はい…心配かけて・・・すいません・・・お義母さん」