初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
待合へと出るとシーンと静まりかえっていた。
「母さん・・・少し、眞彩と二人で話がしたいんだけど・・・いい?」
「いいわよ。私は二人に報告するから・・・終わったら、『LINE』して」
「分かった」
お義母さんは私達を残して行った。
私達は長椅子に腰掛けた。
「私…一人のカラダじゃないのね・・・」
「そうだな。眞彩は二人のカラダになった。俺はパパになる。責任重大だな」
「柚希・・・」
柚希は私のお腹に手を当てた。
温かく大きな手の掌は二人の愛の証に触れる。
桐生家と相馬家の血を継ぐ子供。
両家の結びつきが一層強くなるんだ。
「この子が産まれるまで・・・爺ちゃんには生きて欲しいな・・・」
「!?」
柚希の不穏な呟き。
「今、効いてる新薬は大体一年すれば・・・耐性が出来て効かなくなるんだ・・・まだ、父さん達には話していない」
「じゃ別の薬を・・・」
「・・・爺ちゃんのカラダ持つかどうか・・・まぁー爺ちゃんのコトよりも眞彩はお腹の中の子のコトを考えてくれ・・・」
「柚希・・・」
「母さん・・・少し、眞彩と二人で話がしたいんだけど・・・いい?」
「いいわよ。私は二人に報告するから・・・終わったら、『LINE』して」
「分かった」
お義母さんは私達を残して行った。
私達は長椅子に腰掛けた。
「私…一人のカラダじゃないのね・・・」
「そうだな。眞彩は二人のカラダになった。俺はパパになる。責任重大だな」
「柚希・・・」
柚希は私のお腹に手を当てた。
温かく大きな手の掌は二人の愛の証に触れる。
桐生家と相馬家の血を継ぐ子供。
両家の結びつきが一層強くなるんだ。
「この子が産まれるまで・・・爺ちゃんには生きて欲しいな・・・」
「!?」
柚希の不穏な呟き。
「今、効いてる新薬は大体一年すれば・・・耐性が出来て効かなくなるんだ・・・まだ、父さん達には話していない」
「じゃ別の薬を・・・」
「・・・爺ちゃんのカラダ持つかどうか・・・まぁー爺ちゃんのコトよりも眞彩はお腹の中の子のコトを考えてくれ・・・」
「柚希・・・」