初恋ウエディング～交際０ヵ月の求愛～

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柚希は腰にバスタオルを巻いた姿で煙草を咥えた。
私は気怠いカラダに下着と服を着込む。

「冷蔵庫の中から水を出してくれ」

「あ、はい」

私は冷蔵庫を開けてペットボトルのミネラルウォーターを取り出し、柚希に渡した。

「サンキュー…眞彩」

「私も一口欲しいわ」

「後で口移しで飲ませてやるよ。眞彩」

「ありがとう」

柚希はペットボトルの蓋を開けて水をゴクゴクと飲み始める。


「柚希…あのね・・・」

「！？」

ソファに放り出したままの柚希の上着のポケットの中に入っていたスマホが光っていた。

「何だろう・・・」



柚希は煙草の煙を吐いて上着のポケットを探り、スマホを取り出した。

「珍しい父さんだ…」

「相馬社長？」