初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
検査入院の日。
俺が眞彩を産婦人科病棟のナースステーションまで連れて行った。

「今日から検査入院する妻の眞彩です。よろしくお願いします・・・」

俺はナースステーションの責任者・看護師・宮原さんに挨拶した。

「お任せ下さい。相馬先生」

「よろしくお願いします」
眞彩も宮原さんに頭を下げた。

「検査には俺も付き添うから・・・」

「うん」

「じゃ俺は一旦、医局に戻る」

検査の打ち合わせのをする為、一旦眞彩と別れた。
眞彩も話を訊いた時は取り乱し、涙を流したけど、今は落ち着いていた。

俺自身の手で彩名は救えなかったが。

―――――今は我が子をこの手で救えるかもしれない。救わなくてはいけない。

俺と眞彩の子の誕生を皆が待ち望んでいる。
爺ちゃんだってーーー・・・

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