初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
眞彩の出産日が来た。
院長にも付き合って貰い、何度も手術のリハーサルをした。
「いよいよ、本番だね・・・相馬君」
「はい、院長」
「今日は君がパパになる日でもある」
俺は我が子と手術台で対面する。
「何があっても、医者として冷静さを失ってはいけないよ。相馬君」
院長はもしもの場合の覚悟もしておけと遠回しに言っていた。
「既に覚悟はしています。院長」
俺は医療チームのメンバーにの自ら名乗りを挙げた。
だから、その時に覚悟を決めていた・・・
「それなら安心だ。まだ、時間がある。奥さんの顔を見ておいで。相馬君」
「はい」
俺は手術の準備の前に眞彩に会いに行った。
「眞彩」
眞彩には俺の父さんと母さんが付き添っていた。
「柚希・・・」
眞彩はストレッチャーに仰向けに寝かされ、手術室に向かっていた。
彼女の顔は穏やかで不安の色は見えなかった。
「眞彩・・・」
「私がこの子を産んだら、柚希・・・この子をお願いね」
「分かってるよ。眞彩」
人の命を救うのが医者の務め。
この子の命だけは絶対に救いたい。
―――――俺と眞彩の愛の証であり、家族だから・・・
俺と眞彩は指切りして約束した。
――――あの夏の日。
眞彩は俺の願いを叶える為に火傷をした。
その願いゴトを叶えてくれたのは眞彩だった。
彩名には申し訳ないけど・・・
今の俺のココロは眞彩の想いでいっぱいだ。
「柚希、お願いね・・・」
「分かってるよ。母さん・・・父さん」
「柚希、頼むぞ。俺達も手術の成功を祈っている」
「それよりも爺ちゃんの容体は??」
爺ちゃんも新薬の効果が薄れ、今は具合を悪くして、意識がない状態が続いていた。
「お父さんのコトよりも・・・貴方は眞彩さんと赤ちゃんのコトを考えて。柚希」
「分かってるよ。母さん」
院長にも付き合って貰い、何度も手術のリハーサルをした。
「いよいよ、本番だね・・・相馬君」
「はい、院長」
「今日は君がパパになる日でもある」
俺は我が子と手術台で対面する。
「何があっても、医者として冷静さを失ってはいけないよ。相馬君」
院長はもしもの場合の覚悟もしておけと遠回しに言っていた。
「既に覚悟はしています。院長」
俺は医療チームのメンバーにの自ら名乗りを挙げた。
だから、その時に覚悟を決めていた・・・
「それなら安心だ。まだ、時間がある。奥さんの顔を見ておいで。相馬君」
「はい」
俺は手術の準備の前に眞彩に会いに行った。
「眞彩」
眞彩には俺の父さんと母さんが付き添っていた。
「柚希・・・」
眞彩はストレッチャーに仰向けに寝かされ、手術室に向かっていた。
彼女の顔は穏やかで不安の色は見えなかった。
「眞彩・・・」
「私がこの子を産んだら、柚希・・・この子をお願いね」
「分かってるよ。眞彩」
人の命を救うのが医者の務め。
この子の命だけは絶対に救いたい。
―――――俺と眞彩の愛の証であり、家族だから・・・
俺と眞彩は指切りして約束した。
――――あの夏の日。
眞彩は俺の願いを叶える為に火傷をした。
その願いゴトを叶えてくれたのは眞彩だった。
彩名には申し訳ないけど・・・
今の俺のココロは眞彩の想いでいっぱいだ。
「柚希、お願いね・・・」
「分かってるよ。母さん・・・父さん」
「柚希、頼むぞ。俺達も手術の成功を祈っている」
「それよりも爺ちゃんの容体は??」
爺ちゃんも新薬の効果が薄れ、今は具合を悪くして、意識がない状態が続いていた。
「お父さんのコトよりも・・・貴方は眞彩さんと赤ちゃんのコトを考えて。柚希」
「分かってるよ。母さん」