初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
安堵していた二人の顔色がみるみる悲し気になっていく。

「貴方の耳には入れておくわ。手術中にお父さんの容体が急変したの・・・」

「えっ!?」

「でも・・・お父さんの方は私達が付き添うから…貴方は眞彩さんの元に付き添ってあげて」

「眞彩の元に行く前に、俺は爺ちゃんの元に行きたい。俺の口から爺ちゃんに無事に赤ちゃんが生まれたコト、手術の成功を伝えたい」

「しかし、意識は混濁してるから・・・伝えても伝わらないかもしれないぞ。柚希」

「それでも伝えたい・・・」

「眞彩のコトは心配しないで…私達が付き添うから・・・」

「お義母さん・・・ありがとうございます」

俺は父さん達と爺ちゃんの病室に向かう。

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