初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
「眞彩は綺麗だから…モテるんだ・・・」

「柚希だって…私以外にも居るんでしょ?」

「今は眞彩一人かな?俺…マメな男じゃないから…皆…長続きしない…」

「そうなんだ・・・」

そのまま後ろのベットへと倒され、柚希が自らバスローブを脱いで覆いかぶさった。

三ヵ月振りの柚希の腕の中。

「眞彩とはもうすぐ…2年だな?」

「そうね…」
私にとって柚希が初めてオトコ。
柚希が私を誘ってくれた時は死ぬほど嬉しかった。彼との関係を続けたくて、彼の好むオンナを演じるようになった。
柚希は私の髪に指を絡めて弄ぶ。

「今度…ゆっくりと東京を離れて二人で温泉に行こうか?」

思わぬ柚希の旅行の誘いにキモチが浮き立った。

「うん」

「やけに嬉しそうだな…」

「柚希と旅行なんて…初めてだし」

柚希は唇に形のいい程よい厚みの艶のある自分の唇を寄せた。
そして、チュッとリップ音を立てて軽くキスする。
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