初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
(3)気づく恋情
眞彩side-
「お母様…別に振袖でなくても・・・」
「振袖を着るのも…これが最後かもしれないでしょ?」
邸宅に知り合いの着付け師を呼んで私に振袖を着せる。
今日は見合いの日。
お相手は元伊集院総理のご子息の紡(ツムグ)さん。
「結婚すれば、伊集院家、濱部家とは親戚なるわね」
「そうね・・・」
母親の桐生美也子(キリュウミヤコ)・・・お父様とは中学時代からの同級生で、交際を実らせてゴールインした。
二人の出会い方も結婚までのプロセスも私の理想だった。
私だって二人のように柚希と・・・
「できたわ…眞彩ちゃんきれいよ」
少し低めの声が私を褒める。
「ありがとうございます。哲子さん」
哲子さんはお爺様と同い年のオカマさん。
81歳の高齢なのにきびきびと動き、新宿2丁目でBARのママをしていた。
「振袖を着るのも…これが最後かもしれないでしょ?」
邸宅に知り合いの着付け師を呼んで私に振袖を着せる。
今日は見合いの日。
お相手は元伊集院総理のご子息の紡(ツムグ)さん。
「結婚すれば、伊集院家、濱部家とは親戚なるわね」
「そうね・・・」
母親の桐生美也子(キリュウミヤコ)・・・お父様とは中学時代からの同級生で、交際を実らせてゴールインした。
二人の出会い方も結婚までのプロセスも私の理想だった。
私だって二人のように柚希と・・・
「できたわ…眞彩ちゃんきれいよ」
少し低めの声が私を褒める。
「ありがとうございます。哲子さん」
哲子さんはお爺様と同い年のオカマさん。
81歳の高齢なのにきびきびと動き、新宿2丁目でBARのママをしていた。