初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
柚希は私の隣に腰を下ろして、マジマジと私の振袖姿を見つめる。
「今日、着るのが最後になるかもしれないとお母様が言うから…」
西陣織の赤色の振袖。
手鞠や綺麗な蝶が舞い、大輪の花々が咲く素敵な絵柄は気に入って購入した。
「眞彩の白い肌に似合うな。他のオトコにくれてやるのは惜しくなる」
「・・・」
柚希の言葉に心臓がドキッと高鳴る。心臓は本当に素直だ。
私のキモチを一番に汲み取る。
「で、見合いの相手は誰?」
「俺だ。柚希」
「「!!?」」
私達の目の前には防衛隊の制服を着た見合い相手・伊集院紡(イジュウインツムグ)さんが立っていた。
「紡さん??」
「久し振りだな…柚希」
「へぇー紡さんが眞彩の見合い相手か・・・」
「お前も元気そうだな・・・医者の仕事は忙しいか?」
「まぁー」
「今日、着るのが最後になるかもしれないとお母様が言うから…」
西陣織の赤色の振袖。
手鞠や綺麗な蝶が舞い、大輪の花々が咲く素敵な絵柄は気に入って購入した。
「眞彩の白い肌に似合うな。他のオトコにくれてやるのは惜しくなる」
「・・・」
柚希の言葉に心臓がドキッと高鳴る。心臓は本当に素直だ。
私のキモチを一番に汲み取る。
「で、見合いの相手は誰?」
「俺だ。柚希」
「「!!?」」
私達の目の前には防衛隊の制服を着た見合い相手・伊集院紡(イジュウインツムグ)さんが立っていた。
「紡さん??」
「久し振りだな…柚希」
「へぇー紡さんが眞彩の見合い相手か・・・」
「お前も元気そうだな・・・医者の仕事は忙しいか?」
「まぁー」