初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
「当たり前だ」

「お父さん・・・尚貴さんを苛めないで下さい」

「別に…いじめてはいないぞ。全く早祐は直ぐに尚貴を庇うんだな」

「それよりも柚希貴方・・・眞彩さんに好意を寄せてるの?」
「母さんまで何言い出すんだよ!?」
3人の瞳が俺を興味津々に見つめていた。



「まずはデートに誘ってみろっ」
「・・・」



紡さんが非婚主義なのは知ってるし、見合いは断るだろうなぁと思っていた。
でも、眞彩は美人で気立てもいいし、魅力的なオンナ。

もしかしたら紡さんもひと目で眞彩に惹かれるかもしれないと不安だった。
が・・・見合いした日の夜。
紡さんと麻布のバーで会った。会った途端に頬を殴られた。

蓮が俺と眞彩の仲を知り、紡さんに相談したようだ。
眞彩との仲をちゃんとしろと念を押され、俺は思わず紡さんに「責任取って結婚する」と返してしまった。

俺と眞彩が結婚すれば…目の前の三人はマジで大喜びするだろうな・・・


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