初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
柚希も耐え切れなかったのか…私の言葉にすぐさま返した。

ベットまで待ちきれずそのままソファで一つになる。


「俺のコトを心待ちにしていたような反応だったな・・・」

柚希には他のオトコの存在を匂わせているが…本当は誰も居ない。
そう言えば…柚希は私から去るような気がした。

「…柚希が一番だから…」

「紡さんとは破談だって?」

「うん…彼は結婚する気ないみたい・・・」

「紡さんが非婚主義なのは知っている…」

「柚希もそうだよね・・・」

「まぁな」

「・・・」

柚希が自分の上着を私に羽織らせた。

「柚希?」

「ハダカで居られたら、また欲情するだろ?」

柚希はそう言ってズボンのベルトのバックルを締め直した。

「そう言う柚希だって…上はハダカでしょ?」

柚希は私が指摘すると慌ててシャツを着込んだ。
私も柚希にその気がないのが分かり、下着とスーツを着た。

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