初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
伊豆山神社、熱海ロープウェイで山頂駅を目指す。
白い雲がちぎった綿菓子のようにたなびき、青い空が広がっていた。
緑の色も濃く、その向こうには熱海湾が見えた。
時折、私達を乗せたゴンドラが揺れる。揺れる度に、柚希の眉間にシワが寄った。
「高いな・・・」
「怖いの?柚希」
「少し」
「柚希にも苦手なモノがあるんだ・・・」
私は柚希のカラダ以外のコトは何も知らないんだと改めて思った。
その新しい発見に胸がきゅんきゅんする。
熱海唯一の展望台・あいじょう岬に到着した。
「何これ?」
あいじょう岬のモニュメントの絵馬に柚希は興味深々。
「絵馬には錠前と鍵が二つ付いてて、お願いが届きますようにと祈りながら鍵をかけて、鍵は二人で大切にもっておくんだって」
「やけに詳しいな…眞彩」
「あ…うん。ネットで熱海の観光スポット下調べしていたから・・・」
「ふうん」
「でも、私達には関係ない・・・よね」
私はモニュメントに背を向けた。
「秘宝館に入ってくれるなら、絵馬つけてもいいよ」
「え!?いいの?」
「秘宝館に入ってくれる?」
「うん」
柚希の不敵な笑いが気になったが、私は大喜びで絵馬を売店に買いに行った。
白い雲がちぎった綿菓子のようにたなびき、青い空が広がっていた。
緑の色も濃く、その向こうには熱海湾が見えた。
時折、私達を乗せたゴンドラが揺れる。揺れる度に、柚希の眉間にシワが寄った。
「高いな・・・」
「怖いの?柚希」
「少し」
「柚希にも苦手なモノがあるんだ・・・」
私は柚希のカラダ以外のコトは何も知らないんだと改めて思った。
その新しい発見に胸がきゅんきゅんする。
熱海唯一の展望台・あいじょう岬に到着した。
「何これ?」
あいじょう岬のモニュメントの絵馬に柚希は興味深々。
「絵馬には錠前と鍵が二つ付いてて、お願いが届きますようにと祈りながら鍵をかけて、鍵は二人で大切にもっておくんだって」
「やけに詳しいな…眞彩」
「あ…うん。ネットで熱海の観光スポット下調べしていたから・・・」
「ふうん」
「でも、私達には関係ない・・・よね」
私はモニュメントに背を向けた。
「秘宝館に入ってくれるなら、絵馬つけてもいいよ」
「え!?いいの?」
「秘宝館に入ってくれる?」
「うん」
柚希の不敵な笑いが気になったが、私は大喜びで絵馬を売店に買いに行った。