初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
部屋に戻ると布団が二組並んで敷かれていた。

「普段はベットだから…たまにはこうして畳の上で寝るのもいいなぁー」

「寝るの?」

「寝るワケないだろ?」

柚希が私を掛け布団の上に押し倒す。
そして、強引に唇を押し付けてきた。


「楽しみはこれからだ・・・」
欲情に満ちた柚希の目つきが色っぽく輝く。

彼は浴衣の袂に右手を差し入れて、そのまま大きく開いた。

「あ・・・」

「どうしたの?」

「…忘れたかもしれない」

「何を忘れたの?」

「避妊具」

「私…普段からピル飲んでるし、大丈夫だよ」

「それなら安心だ・・・」

一度位、柚希を直に感じたい…そう思っていた。

私の中で脈打つ柚希。

「温かい・・・」

「今夜はいつもと違うな」

柚希は私のカラダに腕の中に閉じ込めた。

行為を終え、二人の汗などで湿ったシーツの上に横たわる。

今夜の柚希はとても優しかった。私の髪を優しく撫で下ろし、ジッと彼は黒い瞳で一途に見ていた。


「眞彩お前、男なんて居ないだろ?」
「!?」
「俺のコトずっとスキだったんだろ?」
「柚希・・・」














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