初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
「ほら、シートベルト着けて」

「はい」

柚希はハンドルを回して駐車場スペースから車を発進させ、出入り口を目指した。

夕闇の光が室内に射し込んで来た。

「多分、俺亭主関白だと思う」

「そうなんだ・・・」

「それでもいい?」

「はい」

「出来れば、毎日眞彩とHがしたい」

「ええ~っ!?」

「ダメ?」
嬉しいけど、ちょっお恥ずかしい・・・

「お前の希望は?」

「私の希望は別に・・・」

セフレから妻に昇格するし、あえて他は何も望まない。
貴方のそばに居られる。

それだけで十分満足で幸せだから。

「柚希のそばに居られるだけで満足です」
私は素直なキモチを言葉にして柚希さんに告げる。

「そう」

柚希もそれ以上は何も言わなかった。



初恋の人・・・柚希と結婚が出来るんだ。
私はその嬉しさを噛み締めた。




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