初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
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「よく来たなぁー。眞彩さん」
玄関先で出迎えてくれたのは相馬さんだった。


「お久しぶりです。相馬さん」

「結婚するんだって…俺の言葉がきっかけか?」

「爺ちゃん…その話は後にして・・・俺達夕飯食べてないんだ・・・」

「そうかそうか…早祐!!柚希が眞彩ちゃん連れて帰ってきたぞ!!」

「玄関先で大声出しても、母さんに聞こえないよ。爺ちゃん」

柚希と相馬さんのやり取りはほんわかしていて、二人の仲の良さが伺い知れる。

柚希は相馬さんの若い時に似てるらしい。相馬さんに似てると言われるのが嫌らしく、反発しているが本音は嫌いなワケじゃない。


柚希は足取りが覚束ない相馬さんに寄り添い、ゆっくりとした歩調で中へと入る。

「お前も早く来い…眞彩」

「はい」



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