初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
部屋は別々だけど、相馬社長や早祐さん、相馬さんだって・・・

私は瞬間的に頬が真っ赤になってその熱で軽く眩暈がした。

「結婚したら、どうせ毎晩一緒だろ?結婚前のリハーサルだ。眞彩」

「確かに一緒かもしれない・・・」
「かもしれないじゃなく、そうなるんだ」

恥ずかしくて推定形で返すと柚希はきっぱりと言い切った。


「柚希…結婚したら私を毎晩求めるの?」

「新婚って大体そうだろ?」


三ヶ月、放置したりする柚希が毎晩・・・私を求めるなんてあり得ない。

「柚希はストイックな人だと思ってた・・・」

「それは見かけだけ。
でも、他の女には求めない。眞彩限定だから・・・」

柚希は私の腰を引き寄せて距離を縮める。

「でも、今夜はダメ・・・ちゃんと結婚してから・・・」

「眞彩が我慢出来るなら、そうするけど・・・」

「・・・」

「だけど、キスはさせて・・・」

柚希は私に甘いキスを落とした。
彼の蕩けようなキスに絆され、ソファに倒されて腕の中で甘い囁きを受けた。
そのまま、流されてしまった。
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