初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
「今まで、交際を隠していたコト、許してください。桐生社長
そして、眞彩さんを俺に下さい」
お爺様は不在。
お父様とお兄様が私達を待っていた。
お兄様・桐生蓮(キリュウレン)は『桐生建設』副社長。
私と同い年の『金森薬品』社長令嬢の金森日葵(カナモリヒマリ)さんと結婚。
二人の間には可愛い娘・葵(アオイ)ちゃんが居る。
柚希は頭を下げて、結婚の許しを願った。
「柚希君、顔を上げて・・・君のような立派なお医者様が眞彩を貰ってくれるなんて光栄だ。ウチの方こそ、こんなわがままで気の強い娘でいいのか?」
「お父様!?それはどう意味ですか?」
「親父、良く言ったぞ。もっと言えっ」
隣に腰掛けるお兄様がお父様に葉っぱをかけた。
「お兄様!」
「柚希の前だ。結婚前から本性バラすと柚希にフラれるぞ。眞彩」
「お兄様!!」
私はお兄様を睨み据える。
「こわっ」
「蓮お前も眞彩を余りからかうな・・・本当に破談してしまうぞ」
柚希はクスクス笑う。
「柚希?」
「面白い。眞彩のわがままな所、気の強い所も全部含めて、スキになりましたから・・・安心して下さい。桐生社長」
「そうか・・・それならいい」
「柚希さんも調子がいいですね・・・」
私と柚希の本当の関係を知るお兄様は意味深な言葉を投げた。
「わしはそろそろ、外出する。二人の応対は蓮に任せよう。
柚希君に余計なコトは言うなよ。蓮」
「分かってるって・・・」
そして、眞彩さんを俺に下さい」
お爺様は不在。
お父様とお兄様が私達を待っていた。
お兄様・桐生蓮(キリュウレン)は『桐生建設』副社長。
私と同い年の『金森薬品』社長令嬢の金森日葵(カナモリヒマリ)さんと結婚。
二人の間には可愛い娘・葵(アオイ)ちゃんが居る。
柚希は頭を下げて、結婚の許しを願った。
「柚希君、顔を上げて・・・君のような立派なお医者様が眞彩を貰ってくれるなんて光栄だ。ウチの方こそ、こんなわがままで気の強い娘でいいのか?」
「お父様!?それはどう意味ですか?」
「親父、良く言ったぞ。もっと言えっ」
隣に腰掛けるお兄様がお父様に葉っぱをかけた。
「お兄様!」
「柚希の前だ。結婚前から本性バラすと柚希にフラれるぞ。眞彩」
「お兄様!!」
私はお兄様を睨み据える。
「こわっ」
「蓮お前も眞彩を余りからかうな・・・本当に破談してしまうぞ」
柚希はクスクス笑う。
「柚希?」
「面白い。眞彩のわがままな所、気の強い所も全部含めて、スキになりましたから・・・安心して下さい。桐生社長」
「そうか・・・それならいい」
「柚希さんも調子がいいですね・・・」
私と柚希の本当の関係を知るお兄様は意味深な言葉を投げた。
「わしはそろそろ、外出する。二人の応対は蓮に任せよう。
柚希君に余計なコトは言うなよ。蓮」
「分かってるって・・・」