初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
お父様は外出。
お兄様は私達を副社長室に案内した。
「二年交際していたって…嘘だろ?柚希さん」
「・・・本当のコトは言えないだろ?」
「それより、相馬様の具合はどうなんだ?」
「ん、あ・・・良かったり、悪かったりする。その日によって安定していない」
高齢の爺ちゃんにとって癌治療はカラダに大きな負担となっていた。
「そっか・・・どうりで、お爺様は頻繁に相馬様の元に行くわけだ」
「どうぞ。柚希様、眞彩様」
秘書の神尾さんが私達にトレイでコーヒーを運んで来た。
私達の幼い時から桐生家の使用人として働く神尾さん。
「お二人ともご婚約おめでとうございます!」
ローテーブルにコーヒーを置き終わると私達に祝福の言葉をくれた。
「ありがとう、神尾さん」
「二人の幸せを私は心から祈念致します」
「それはまだ早い・・・二人はまだ結婚していないぞ。神尾」
「私達、絶対に別れないから・・・」
「蓮、色々とお前に心配かけてすまなったな・・・」
「別に・・・このまま俺の妹、捨てたら半殺しにしてやろうと思ってた」
お兄様!?
私はキョトンとした目でお兄様を見た。
お兄様は私達を副社長室に案内した。
「二年交際していたって…嘘だろ?柚希さん」
「・・・本当のコトは言えないだろ?」
「それより、相馬様の具合はどうなんだ?」
「ん、あ・・・良かったり、悪かったりする。その日によって安定していない」
高齢の爺ちゃんにとって癌治療はカラダに大きな負担となっていた。
「そっか・・・どうりで、お爺様は頻繁に相馬様の元に行くわけだ」
「どうぞ。柚希様、眞彩様」
秘書の神尾さんが私達にトレイでコーヒーを運んで来た。
私達の幼い時から桐生家の使用人として働く神尾さん。
「お二人ともご婚約おめでとうございます!」
ローテーブルにコーヒーを置き終わると私達に祝福の言葉をくれた。
「ありがとう、神尾さん」
「二人の幸せを私は心から祈念致します」
「それはまだ早い・・・二人はまだ結婚していないぞ。神尾」
「私達、絶対に別れないから・・・」
「蓮、色々とお前に心配かけてすまなったな・・・」
「別に・・・このまま俺の妹、捨てたら半殺しにしてやろうと思ってた」
お兄様!?
私はキョトンとした目でお兄様を見た。