初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
私と柚希を部屋に案内するとお母様は先に退室した。
「掛けろ。柚希君」
「はい」
私と柚希がソファに腰を下ろすとお爺様は杖を突きながら目の前に座った。
「昨日は相馬家に結婚するコトを報告」
「祐早斗は大変喜んでいただろうに・・・アイツの喜ぶ顔が目に浮かぶ」
「はい、大変喜んでいました。
久しぶりに食欲を戻し、声にも元気がありました」
「それはいいコトだ」
お爺様も白いちょび髭を弄り、瞳を細め口許には笑みを浮かべていた。
若い時の二人は共に会社経営者としてこの国の経済発展を担い、引退後は政界に進出し、共に国の為に尽くした。
歳を重ね、もうお互いに八十代。
互いに妻に先立たれ、二人の絆は深まった。
私と柚希の結婚を一番喜んでいるのはお爺様達だと思う。
「掛けろ。柚希君」
「はい」
私と柚希がソファに腰を下ろすとお爺様は杖を突きながら目の前に座った。
「昨日は相馬家に結婚するコトを報告」
「祐早斗は大変喜んでいただろうに・・・アイツの喜ぶ顔が目に浮かぶ」
「はい、大変喜んでいました。
久しぶりに食欲を戻し、声にも元気がありました」
「それはいいコトだ」
お爺様も白いちょび髭を弄り、瞳を細め口許には笑みを浮かべていた。
若い時の二人は共に会社経営者としてこの国の経済発展を担い、引退後は政界に進出し、共に国の為に尽くした。
歳を重ね、もうお互いに八十代。
互いに妻に先立たれ、二人の絆は深まった。
私と柚希の結婚を一番喜んでいるのはお爺様達だと思う。