初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
(9)甘い初夜
眞彩side-
私達は病室を出て、誰も居ない静かな廊下を二人で歩いた。
「実感が全然ないね・・・」
柚希は苦笑交じりに漏らす。
「お爺様・・・完全に私達の結婚を仕切っちゃってるね…ゴメンなさい。柚希」
「いいよ。別に・・・でも、全部仕切られるのは避けたいね。
俺達もちゃんとしないと」
「うん」
主役は新郎新婦の私達だもん。
「婚姻届は須和田さんに任せた。
俺も今日は早めに帰るから・・・待合で待ってて。眞彩」
「いいの?」
「うん。一人、俺、結婚を言いそびれてる相手が居るんだ。
そいつの所でお世話になってるし。そいつに眞彩を紹介したい」
「誰?」
「柾貴だよ」
「あ・・・栗原柾貴さんか・・・仕事で時々会うわよ」
「そっか・・・じゃアイツとも会ってんだ・・・」
「あ・・・稜真さん?」
「まぁー帰り支度して来るから…先に一階に下りてて」
「うん」
稜真さんの名前を出ると話を避けてしまう柚希。
私も稜真さんの奥さんで彩名さんに似てるかもしれない奈那子さんのコトが気になった。
「実感が全然ないね・・・」
柚希は苦笑交じりに漏らす。
「お爺様・・・完全に私達の結婚を仕切っちゃってるね…ゴメンなさい。柚希」
「いいよ。別に・・・でも、全部仕切られるのは避けたいね。
俺達もちゃんとしないと」
「うん」
主役は新郎新婦の私達だもん。
「婚姻届は須和田さんに任せた。
俺も今日は早めに帰るから・・・待合で待ってて。眞彩」
「いいの?」
「うん。一人、俺、結婚を言いそびれてる相手が居るんだ。
そいつの所でお世話になってるし。そいつに眞彩を紹介したい」
「誰?」
「柾貴だよ」
「あ・・・栗原柾貴さんか・・・仕事で時々会うわよ」
「そっか・・・じゃアイツとも会ってんだ・・・」
「あ・・・稜真さん?」
「まぁー帰り支度して来るから…先に一階に下りてて」
「うん」
稜真さんの名前を出ると話を避けてしまう柚希。
私も稜真さんの奥さんで彩名さんに似てるかもしれない奈那子さんのコトが気になった。