光の少女Ⅴ【決戦編】
3
「ちぃっ!」
風夜が攻撃されたことで、彼が抑えていた分の空間が一気に狭まってくる。
それに気付いた封魔が更に力の範囲を広げたが、同時に膝をついた。
「ぐうぅっ!!」
二人で抑えていたのが一人になり、均衡状態も破られたのか懸命に抑えようとしているにも関わらず、空間は狭まり続ける。
『ははは!このまま、四人揃って、消し・・・何っ!?』
楽しそうだった男の声が急に途切れる。
そうかと思うと、突然空間に溶け込んでいた筈の男が何かに弾き出されたかのように再び実体化し、それと同時に空間の揺れと縮小も収まった。
「っ・・・、はぁはぁ、げほっ・・・、何だ?」
「今度は、何が・・・?」
肩で息をしている封魔と、ふらつきながら立ち上がった風夜、何が起きたのか分からずにいた花音、神蘭の前で再び空間と一体化しようとした男が弾かれる。
「な、何故だ?」
「・・・無駄だ。もうこの空間の支配権は、お前から俺に移っている」
「「「「!!」」」」
そう声がした方に視線を移せば、そこにはいつの間にか刹那の姿があった。
「ちぃっ!」
風夜が攻撃されたことで、彼が抑えていた分の空間が一気に狭まってくる。
それに気付いた封魔が更に力の範囲を広げたが、同時に膝をついた。
「ぐうぅっ!!」
二人で抑えていたのが一人になり、均衡状態も破られたのか懸命に抑えようとしているにも関わらず、空間は狭まり続ける。
『ははは!このまま、四人揃って、消し・・・何っ!?』
楽しそうだった男の声が急に途切れる。
そうかと思うと、突然空間に溶け込んでいた筈の男が何かに弾き出されたかのように再び実体化し、それと同時に空間の揺れと縮小も収まった。
「っ・・・、はぁはぁ、げほっ・・・、何だ?」
「今度は、何が・・・?」
肩で息をしている封魔と、ふらつきながら立ち上がった風夜、何が起きたのか分からずにいた花音、神蘭の前で再び空間と一体化しようとした男が弾かれる。
「な、何故だ?」
「・・・無駄だ。もうこの空間の支配権は、お前から俺に移っている」
「「「「!!」」」」
そう声がした方に視線を移せば、そこにはいつの間にか刹那の姿があった。