光の少女Ⅴ【決戦編】
2
刹那と話した後、最後に風夜の部屋へと来ると、丁度出て来た彼とはち合わせた。


「風夜!もう動いて大丈夫なの?」


力を使っただけの花音、封魔とは違い、攻撃も受けた風夜を気にして問い掛けると彼は頷いた。


「ああ。さっき美咲が来て、治してくれた」

「それならよかった」

「で、お前は何しにきたんだ?」

「ちょっと様子を見にね。・・・それと、少し話したいことがあって」

「話したいこと?」

「うん」


風夜に頷き、花音は他に誰もいないかと辺りを見回す。

そうしていると、一つ溜め息をついた風夜が部屋の中に入れてくれた。
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