光の少女Ⅴ【決戦編】
少しの間、街の中を散策してから屋敷に戻ると、その間に起きていたのだろう星夢と刹那が神蘭達と何か話し合っていた。


「何の話してるの?」

「・・・ああ。ちょっと星夢がな」


気になって花音が其処へ近づいて行くと、刹那が答え、星夢へ視線を移す。


「何か、見たの?」

「ええ。だから、ちょっと変更をね」

「変更?」

「ああ。本当なら、全員を同じ場所へ飛ばすつもりだったけど、それだと全員が足止めされ、消耗させられる。それは避けないとだろ」

「うん。そうだね」


刹那に花音は頷いた。


「それであとは誰を城に飛ばすかだけど・・・」

「もう誰か決まってるの?」

「ええ。私と神蘭と封魔が」


花音が聞くと、それには聖羅が答えた。
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