光の少女Ⅴ【決戦編】
3
城の中を進んでいく中、異変に気付いたのは、再び広間のような場所へと来たときだった。
立ち止まり耳を澄ませると、段々と此方へ近付いてくる重々しい音が聞こえてくる。
「何だろう?足音?」
「近付いてくるな」
同じ様に気付いたらしい風夜が呟く。
音が近くにつれて、花音達のいる場所が振動で揺れるようになってくる。
(これって、まさかさっきの・・・)
花音の頭の中に先程別の広間で見た甲冑を着た像が浮かんだ時、足音が止まった。
しかし、それは壁を挟んだすぐ向こう側のことだった。
城の中を進んでいく中、異変に気付いたのは、再び広間のような場所へと来たときだった。
立ち止まり耳を澄ませると、段々と此方へ近付いてくる重々しい音が聞こえてくる。
「何だろう?足音?」
「近付いてくるな」
同じ様に気付いたらしい風夜が呟く。
音が近くにつれて、花音達のいる場所が振動で揺れるようになってくる。
(これって、まさかさっきの・・・)
花音の頭の中に先程別の広間で見た甲冑を着た像が浮かんだ時、足音が止まった。
しかし、それは壁を挟んだすぐ向こう側のことだった。