光の少女Ⅴ【決戦編】
4

「おい、無事か!?」

「何とか間に合ったか・・・・・・」


触手が消えたのを確認した風夜が結界を解いたのとほぼ同時にそう声が聞こえてくる。

それは火焔と雷牙の声で、城に直接来ていなかった仲間達が来たのだとわかる。


「俺達の所は片付いた。あとは、此奴だけだ」


言いながら、夜天が黒姫の変わり果てた姿を見る。


「それにしても、何なの。この姿」

「完全に別人じゃないか」


近くに来た水蓮と大樹も同じように見上げて言った。
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