光の少女Ⅴ【決戦編】
「一体、何であんな姿に?」
「わからない。あの姿になる前に、何か液体を飲んでたんだけど」
「おい!話してる場合か!」
凍矢に答えていると、龍牙の声がして、今の状況があまりよくなかったことを思い出す。
(そうだった。早く三人を助けないと)
状況は変わっていないが、先程まではいなかった仲間達が合流している今、状況をひっくり返すチャンスでもあった。
「刹那くん、協力して!」
「わかった!」
雷牙や火焔達が捕らえようとしてくる触手を払ってくれるのを見ながら、刹那に声を掛ける。
それに彼が頷いてくれたのを確認して、花音は先ずは聖羅を助ける為に弓を構えた。