光の少女Ⅴ【決戦編】
2

封魔と合流し、濃い霧の中を進んで行く中、花音は強大な魔力を感じ取っていた。

それは段々と近付いて、それに連れて霧も薄くなっていく。


(何?急に霧が・・・)


そう思っている間にも、霧は無くなっていき、完全に消えた時、花音達の目の前には巨大な城門があった。


「城?」

「此処は、まさか・・・」

「そう。此処があなた達の《今》の敵の本拠地、黒姫の城」

「誰だ!?」


聞こえた声に封魔が鋭い声と視線を向ける。

そこには仮面とマントで姿を隠している人物が一人いた。
< 6 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop