光の少女Ⅴ【決戦編】
「・・・・・・着いたみたいね」
辺りを確認した聖羅が言う。
「それに此処なら、中央も近いな」
そう言う神蘭の声を聞きながら、花音は雷牙達を振り返った。
「じゃあ、皆、またね」
「ああ。先に戻ってるよ」
「戻ってきたら、教えてくださいね」
「うん」
紫影と紫姫に頷いて、花音は夜天、光輝と共に離れる。
三人が離れると刹那が再び能力を使い、仲間達の姿が消えた。
「さてと、神ちゃん達は報告に行くんでしょうから、あなた達は私に付いてきてね」
そう言うと、神麗は花音達を先導するように歩き出した。