光の少女Ⅴ【決戦編】
2

「好きに過ごせって言われてもな」

「何をしろって言うんだよ」


次の日、神麗の研究所を出て、夜天と光輝が呟く。

そんな二人の声を聞きつつ、花音も特に目的もないまま歩いていく。


「あ、いたいた」


その時、聞こえてきた声に足を止めると、星華と昴、千歳が掛けてきた。


「何かあったの?」

「いや、ただ・・・・・・、神麗さんが色々案内してやってくれって」

「二週間あるんだもの。何もないのは退屈でしょう?」

「だから、行きたいところがあるなら、何処でも連れて行くぞ」

「それなら」


昴、千歳、星華の言葉に、花音はある場所が浮かんだ。
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