光の少女Ⅴ【決戦編】
「ええ。あなた達の場合、これをつけていれば大丈夫なようにはしたわ。ただ、長時間外していたら、効果はなくなってしまうから気をつけてね」
そう言った神麗に花音達は頷く。
「さてと、この腕輪が出来た以上、あなた達はもう帰るんでしょう」
「まぁ、俺たちだけいつまでも不在という訳にはいかないからな」
「でも、刹那君は先に帰っちゃってるし、どうやって帰ろうか?」
「それなら、軍が使ってる門を使わせてもらえばいいわ」
「使わせてもらえばって、勝手に使えるのか?」
「一応、軍属の者が一人付かないといけないことにはなってるけど、神ちゃん達も一段落ついてるだろうから、問題ないはずよ。それじゃあ、行きましょうか。少しでも早い方がいいんでしょう?」
そう言った神麗と共に花音達は、軍本部へと行くことにした。