光の少女Ⅴ【決戦編】
「さぁ、ここだ」
そう言い、雷牙が扉を開けると、中にいた蒼牙、紅牙、黄牙、朔耶の姿が見えた。
「あ、やっと戻ってきたー」
「待ちくたびれたぞ」
言いながら、紅牙と蒼牙が駆け寄ってくる。
「あはは、ごめんね。遅くなって。雷牙君もありがとう」
「いや、黄牙と朔耶には手伝ってもらったりもしたからな。俺の方も助かった」
そう言って、雷牙は笑う。
そして、花音達は夜になっていたこともあり、雷の城に一晩泊まってから光の街に戻ることにした。