光の少女Ⅴ【決戦編】


「・・・いや、此処に居たのは見張りの魔族だ。倒す前に、情報を聞き出したんだよ。お前達が見たのは、俺が弾いた奴の攻撃だ」

「「・・・・・・」」


本当のことを言う気はないのか、そう答えた封魔に風夜と神蘭が探るような視線を向け、少しの間睨み合いのようになる。

だが、すぐに諦めたのか、二人は視線を外した。


「まぁ、いい。とにかく、南の方へ行ってみよう」


その言葉に、花音達は取り敢えず女が行っていた場所へ向かうことにした。
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