光の少女Ⅴ【決戦編】
「風華ちゃんがね、風夜に会いたがってたの。・・・・・・少しだけでも、無理かな?」
「言ってるだろ?《死んだ》俺は国民に見つかるわけにはいかないんだよ」
「でも・・・・・・」
それでも何とか食い下がろうとしている花音に気付いたのか、風夜が溜め息をつく。
「・・・・・・わかった。会うわけにはいかないが、俺が来ていたことが分かればいいんだろ」
「・・・・・・なるほど。それもありか」
そう言って、風夜と風牙は何か企んだように笑った。